ビジョン2030は農地集約のためではないと前置きしたうえで、前回計画の検証が必要である。
優良農地の目標値を6万1,248haから6万2,472haに上げているが前回計画にこの目標はあったか。
前回ビジョン2025は農業産出額を総括指標として概ね達成、施設野菜や法人経営体数、神戸ビーフ等ブランド産品も拡大と多くの指標で成果。
あったなら目標に対する実績はどうか。
一方で農業従事者の減少・高齢化は進行。
また県内総農地面積に対する集約の目標と実績はどれだけ進んだか。
優良農地は令和7年目標6万2,472haを掲げ続けてきたが令和元年6万1,248ha、平成30年6万1,359haと減少傾向。
県内総農地面積は約8万3,000ha(農業振興地域8万・市街化区域3,000)で農用地区域内農地は約6万2,000ha。
前回ビジョンの集約目標に対して実績がどれだけだったか、その評価を改めて聞きたい。
前回ビジョン2025では農地面積の約3分の2を担い手に集積・集約する目標を定めていたが、現状は耕地面積のうち24%にとどまる。
今後は担い手確保と集落営農組織の経営発展も含め取り組む。
集約が目標に対し24%にとどまった。
優良農地の良いところだけを取り出して集約を加速させると、中山間地域など集約しにくい農地に手が入らず取り残されるのではないか。
集積・集約は、効率的かつ安定的な経営体に農地を担わせ、地域農業・農地の維持を図るのが目標だ。
これは前回ビジョンの教訓として残されているのではないか。
中山間地域か優良農地かを含め担い手への集積方法は場所・地域・条件で様々であり、効率的な生産には優良農地の集約や大区画化も必要だが、方法は多様にある。
詳細は次回の継続調査事件で議論したいが、集約しやすい農地を集めるだけでなく、地域の持続性や農業の持続的発展を考え、小規模農地もしっかり援助できる仕組みを整えてほしい。
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