農林機構について理事長に伺う。
令和3年度に包括外部監査の結果が出たが、それ以降の農林機構の経営努力の内容と成果について教えてほしい。
多田勝利 ・ 参考人
債務削減として日本政策金融公庫と協議し収益見込みのない契約地2,600haの繰上償還を実現、借入残高を765億円から713億円へ圧縮し将来利子負担を約15億円軽減だ。
多田勝利 ・ 参考人
収入増は利用間伐のチップ材販売(目標300ha)や森林整備の調査・設計の内製化だ。
多田勝利 ・ 参考人
さらに森林環境譲与税を受けた市町からの設計図書作成等の業務受託で増収を図っている。
繰上償還や内製化の成果を高く評価する。
内製化には人材確保・技術継承が伴い解約交渉とも重なるため、解約スケジュールと計画性に留意してほしい。
多田勝利 ・ 参考人
債務整理は弁護士・会計士の助言を受け特別委員会・当初予算審議のスケジュールを踏まえ準備中で、公庫等の了解を得て申立て手続に入る見通しだ。
続けて、債務整理の準備作業の内容・進捗と機構が感じる課題を伺う。
多田勝利 ・ 参考人
新たな森林管理の課題として、管理費の確保方法と、森林整備事業(約10億円)の前払い金等に必要な運転資金を挙げ県と共有している。
昨年度の議会議論に沿った進行を確認し安堵しつつ、タイトな日程と運転資金確保への留意を求める。
伐期到来・木材価格変動・森林区分変更・会計基準など前提環境が大きく変化したとして、債務整理プロセスで精査し問題があれば臆せず是正・最適化し林政改革と呼ぶにふさわしい決着とするよう強く求める。
債務整理後に新しく生まれ変わる農林機構が、どのような役割や使命を果たすべきか、理事長の考えを伺う。
多田勝利 ・ 参考人
60数年間県内人工林の1割2万haを大規模災害なく管理してきた技術・ノウハウを生かし、新スキームでの森林管理に加え市町からの森林管理受託を通じて分収造林地に限らず県内全体の森林管理に貢献していきたい。
農林機構は県の政策執行機関である公社として機能を発揮する最適化努力をリスタート後も続けるべき。
今回の林政改革を単なる破綻処理でなくオール兵庫の森林管理の仕組みづくりへ収れんさせる全国初の取組と位置づけ、森林の公益的機能を損なわず強い使命感で県の林政・農政を支え抜くよう期待を示す。
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