井堰など水利施設の保全と可動堰の耐用年数・コスト
井堰など水利施設の保全と可動堰の耐用年数・コストはどうか。
農地整備水利施設維持管理コスト
不備が140箇所ある井堰について、可動堰へ改修する際、主流のバルーン式は消耗部品が多く、耐用年数やコストが固定堰より上がると予想されるが、実態はどうか。
井堰は河川改修時に河川管理者が補償で新設したものが多く30〜40年経ち更新期。
河川管理者が河積確保のため可動堰を求めバルーンが多いが、鋭利な石でゴムが傷む地域もあり、ゴム堰か鋼製ゲートかは地域特性で協議のうえ決める。
電気を使うなど可動部分の仕掛けがある点が固定堰と違うが、その耐用年数とコストはどうなのか。
最も安いのは動力不要の固定堰。
バルーンはブロアの電気代と10年に1回程度の更新費、鋼製ゲートは塗装等の手入れ費がかかる。
塗装不要なバルーンの方がやや安い感はあるが強度や修理頻度もあり一概に言えず、固定堰より高くつくのは確か。
農地面積も従事者も減る中で新たな投資をするには、地域組合の維持管理体制・後継者・市町の熱意や計画性を見て、優先順位を決めて整備する、という理解でよいか。
河川治水上問題があれば防災事業で最優先対応する。
営農継続上の老朽化更新は、担い手か所有者かの費用負担や、二つを一つに統廃合して負担を減らす選択も含め、土地改良事務所・市町等と地域計画の中で営農と取水のあり方を皆で考えていきたい。