フェニックス共済の保険料設定とリスク管理
自然災害の増加で損保各社は料率引上げや再保険で収支改善を図っているが、フェニックス共済は再保険ができず創設以来料率を一定にしている。 私は2017年からアクチュアリーによる適切な保険料設定を求めてきた。 なぜそれを行わず、保険料改定をしてこなかったのか。
防災共済制度保険数理
自然災害の増加で損保各社は料率引上げや再保険で収支改善を図っているが、フェニックス共済は再保険ができず創設以来料率を一定にしている。
私は2017年からアクチュアリーによる適切な保険料設定を求めてきた。
なぜそれを行わず、保険料改定をしてこなかったのか。
共済は公助・自助に共助を加え再建支援する制度で創設時に過去100年の被害戸数や大規模災害を加えた給付所要額から負担金を算出、低額負担金であらゆる災害を対象に運用してきたが、南海トラフ被害想定見直し等の環境変化で見直しが必要とし有識者会議で検討する。
撤退すべきだがやるなら保険料改善が必要である。
単年度契約原則化と長期割引廃止で事務コスト・引受リスクを削減し、築年数別保険料設定が妥当だが共済は全く同一で建築年数すら把握していない。
保険期間3年・長期割引なし・築年数別保険料設定にしてはどうか。
共済は再建費用支援のため築年数の建物損失リスクにかかわらず定額負担金で創設時の再建費用・被害戸数想定から算出、被災者生活再建支援制度拡充の中で負担金を見直していない、複数年一括契約は経費節減で割引、来年度有識者会議で負担金水準と複数年契約の在り方を検討する。
積立金134億円をほぼ兵庫県債で運用し利回り0.38%と低利で、地域偏在・発行体信用・市場性リスクがあるため、公社債以外のアセットや地震と無関係地域の公社債での運用、運用経験のない資金運用委員会メンバーの刷新が必要である。
積立金は安全性確保が求められ資金運用指針に基づき専門家から成る資金運用委員会で運用、令和3年度から県外地方債、令和6年度から政府関係機関債の運用も開始し一部を決済性預金で流動性確保、資金運用委員会の構成は専門家意見をいただけるよう検討する。
ありがたかった。
これで質疑を終わる。