フェニックス防災システムの強靱化
フェニックス防災システムの強靱化についてどう考えるか。
防災危機管理情報システム
阪神・淡路大震災30年を踏まえ、総合防災情報システム「フェニックス防災システム」の概要と特徴を確認したい。
県が他府県に先駆け導入した総合防災情報システムで、市町・消防・警察・自衛隊等に計303台の専用端末を配備し県内の災害情報を収集・共有・発信している。
能登半島地震で通信ビル停電や伝送路損傷があった例を踏まえ、災害時の停電・通信インフラ損傷にどう備えているのか確認したい。
メイン回線は兵庫情報ハイウェイをループ化・地中化して整備し、専用線切断時も継続利用可能で、バックアップ回線も多重化している。
東京都は1週間の停電に耐えられる。
停電時に、システムを最大でどれだけ継続できるのか。
自家発電装置は重油稼働で、協定締結事業者からの提供を受け1週間の継続が可能している。
可搬式の電源車など外部電源に接続して、さらに長引く停電にも対応できる仕組みは想定しているのか。
災害対策センターは重油想定だが、303台の端末は外部電源活用のバックアップ体制を確保し、本庁発電機も外部電源活用を協定事業者と調整可能だ。
各市町の停電対策は市町が個別に対応しているのか、県と共有しているのか確認したい。
市町庁舎連動分は市町管理だが県が直接バックアップ・停電対策する部分もあり、いずれの形態かはシステム上県も把握している。
国の新総合防災情報システムSOBO-WEBが令和6年4月に運用開始した。
フェニックス防災システムとの関係を確認したい。
フェニックスは市町から県への被害状況・避難情報の報告機能を持ち、SOBO-WEBは国が全国の防災情報を集約する別システムだ。
両システムは連携しておらず、県はSOBO-WEBに別途入力しなければならない二重入力の負担が生じているのか。
現状は国システムと直接連携しておらず、報告すべき内容を個別に報告している。
第3期システムは稼働10年で更新を迎える。
次期システム更新・改修のスケジュールと強靱化の方向性を確認したい。
更新時にSNS等の自動情報収集による省力化を行い、AI活用の実装可否も研究し、県HP・SNSで正確な情報発信を強化したい。
AI・IoTは研究にとどめず、実証実験まで踏み込み、実装する方向へ進めるべきだ。
AI等への関心は高いが、正確性や市町との合意調整が必要なため研究を深め実行できるようウオッチしていきたい。
SNS誤情報には正しい情報発信で対抗するしかない。
災害時に正確な情報を発信する体制を平時から作る必要がある。
NTT等の通信基盤事業者と災害対応で連携しており、有用なものは取り入れ、実装できるものは対応したい。
南海トラフ地震では広域災害が想定され、他府県との連携が課題になる。
システム連携の現状を確認したい。
直接的システム連携はないが、関西広域連合のHP上で備蓄量・応援受援リソースを定量共有する準システム的仕組みを活用したい。
理想は全国統一システムだがSOBO-WEBに過度な期待はできないとし、広島県と鳥取県のシステム共有例を挙げコスト低減と情報共有の意義が必要だ。