栄養塩類管理計画の成果と課題
栄養塩類管理計画の成果と課題はどうか。
瀬戸内海水産業水質管理
全国初の栄養塩類濃度設定と管理計画に基づき、5工場・28下水処理場で増加措置を行っている。
令和4年10月策定の計画に基づき窒素供給量増加に取り組み、富岳のシミュレーションで播磨灘北東部を中心にノリ色落ち防止に大きな効果。
ノリ色落ちに一定成果が出る一方、海域窒素濃度に大きな変化がない中、現時点の成果と課題を確認する。
漁業者の実感の声も届く。
なお下限値0.2mg/L未満の水域が多く、更なる窒素供給増を検討する。
海底耕うんや施肥、かいぼり等の新方策の効果も調査研究中。
ノリ色落ちの改善が栄養塩類増加措置との因果関係によるものなのか、たまたまなのか、把握状況を確認する。
全てを増加措置のおかげとは言えず因果関係は不明としつつ、東播地域の多くの窒素が供給される漁場では色落ちが落ちなくなり間違いなく措置が効いている。
一方、昨年漁期は淡路含む広域で色落ちがほぼ発生せず、それが計画の恩恵かは疑問が残る。
数値は変わらないが効果が出ている不思議な状況とし、科学的に因果関係をはっきりさせるのは全国先駆けの本県の使命として、観測地点増加など効果検証の取組強化が必要だ。